見るべき場所。知るべき背景。


ベルリンに来て、ここを訪れたことは
大きな意味がありました。

Memorial and Museum Sachsenhausen
ザクセンハウゼン強制収容所

『ヒトラーの贋札』の舞台にもなったドイツで一番大きな収容所。


約半日がかりのツアーに参加してきました。
(ガイドは英語なので勉強もかねて。)

"ARBEIT MACHT FREI"
”働けば自由になる”

 何も知らない人々がそれを信じて働き通し、最後には殺された。





先に進めば進む程
牢獄や虐待、ガス室、人体実験の行われた部屋、死体置き場など
残虐なシーンが色濃く残る空間ばかり。

鉄格子の中には、そこで恐らく亡くなった方の写真と
花や慰霊碑などが沢山おいてありました。
今でも独特な香りの漂う場所です。

キッチンにはそこに居た囚人達が描いた絵が
壁のあちこちに描かれていました。
(唯一の娯楽だったのかな。)

あまりにも心苦しく、写真なんて軽々しく撮れなかった。
決して目を反らしてはいけないけど
早く立ち去りたいそんな気持ちでいっぱいでした。

ほんの数時間のツアーでしたが
多くの事を焼き付けることが出来た貴重な時間です。


明るい部分だけじゃなく、陰の部分も見て分かる事も多い。
決して遠くない過去に、自分たち同じ人間が行ったこと。
もし自分だったら、、、と考えると何とも言えないほど苦しいです。

運良く日本で。
運良く戦後に生まれただけ。
運良く生き方を自分で決めれる時代なだけ。

幸せなことです。
感謝です。

平和ぼけしちゃいけないし
自分の環境が当たり前だとも思ってはダメじゃないかな。
怠けるのは簡単だから
精一杯人生を進まなくてはね。

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Memorial and Museum Sachsenhausen
Straße der Nationen 22, 16515 Oranienburg
>> ホームページ

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